「希望」が“感情の一つ”だということをご存知ですか?
喜怒哀楽という表現が一般的な日本では、感情は4種類という認識が強いように感じますが、実は感情は12種類あるそうです。
そして12種類のうち、「希望」という感情だけが持っている特徴があり、それは「絶望」という感情を感じないと「希望」という感情は生まれないということです。
そのことを実感させられたのは、一年の終わりににお客様にお送りするおハガキのデザイン造りをしていたときのことです。
2020年を振り返り、美容師である私達は、この絶望に塗りつぶされたような世界観を「アート=芸術」として表現し、お客様にお届けしたいと考えました。
しかし、作りこめば作り込むほど、出来上がる作品と「絶望」というテーマに矛盾が生じていきます。
試行錯誤を重ねて、最終的に出来上がった作品に絶望「Despair」というテーマがしっくりこなかった理由は、絶望の中に垣間見える希望「Hope」でした。
創った作品から、私達が表現し、お客様にお届けしたかったものは、絶望ではなく、絶望から芽生えた希望であるということに、気付かされました。
未知の不安、恐怖、制限された生活の中で感じるストレス、その中に芽生えた人の心や命の強さが現れたこの作品に、2021年が希望で満ち溢れるよう願いを込めて
「Despair and Hope」
というタイトルをつけました。
表紙の作品は 恐怖 怒り 悲しみ 苦しみ ストレス 等の「絶望」的な感情の中に垣間見える微かな「希望」を
裏表紙の作品は 安らぎ 感謝 開放 再生 等の「希望」的なポジティブな感情を強く現しています
ご覧になった皆様に、何かを感じとっていただけたら幸いです。
2021年も引き続き atelier Blue Magicをよろしくお願い致します。
atelier Blue Magic
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